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鎌倉文学館のイベントで、絵本作家きむらゆういちさんのトークイベントに行ってきた。 一部は同じく絵本作家の長野ヒデ子さんとの対談とゲーム、二部は女優の中井貴恵さんによる「あらしのよるに」の”音語り”だった。ジャズピアニストの松本峰明さんの伴奏がつく。 トーク部分は、大人向けになってしまうので会場のお子様たちがざわざわと落ち着かなかったが、さすが絵本作家さんたちは気にならないようで、くつろいで対談を続けていらした。 「あらしのよるに」が逗子や鎌倉のファミレスで書かれた話とか、面白かった。 中井貴恵さんと松本峰明さんの”音語り”が始まると、ざわついていた子供たちが一気に静まり、物語に引き込まれていった。 間のとり方、声色、発声、素人とは全然違う。 プロの読み聞かせとはこういうものなのか、と期待をはるかに上回った。 ジャズピアノの伴奏と、わずかな舞台背景(嵐の空とか晴れた空とか)のみの世界が、無限に広がっていく。 視覚的な「演者」がいないので、聞き手の想像がすべて。 きむらさんが、「あらしのよるに」は映画にもなっているけれど、原作者としては読み聞かせが一番うれしい、と話していたのがよく分かる。 イベント終了後に、購入した本にサインを頂く。 きむらゆういちさんは、牛乳パックの鳥や、紙袋のお面などこまごま用意されてきていて、「生涯工作好き」な人のようだった。 その後は鎌倉観光。 元陸上自衛隊員のお兄さんのひく人力車に乗ってみた。 福寿寺。お兄さん曰く、鎌倉で参道がもっともきれいなお寺。 元気一杯の楽しいお兄さんは、領収証の宛名を「姫様」にしてくれて、娘が本気で喜んでいた。 人力車も営業上手じゃないとね。 鶴が丘八幡宮の蓮。 ちょうど「ぼんぼりまつり」が行われていた。 たくさんの著名人が献燈していたので、いくつか記念に写真を撮る。 竹中直人作。 みのもんた作。 ワダエミ作。 養老孟司作。 平松礼二作。 鳩山由紀夫作。 名前をここまで大きく書いていた人はほかにいなかった。政治家のサガか。 夜なら、明かりが入ってさぞかしきれいだろう。 境内では、GOCOOという和太鼓のバンドが演奏をしていた。 お姉さんたちが髪を振り乱し太鼓を叩く姿は鬼気迫るものが。 太鼓に合わせて踊り狂う観客も若干名。 なかなかの迫力だった。 帰り道で見かけた手ぬぐい屋さん。そういえば最近手ぬぐいが流行っている。 娘が見たい! というので店内に入ると、欲しくなるような手ぬぐいがたくさん。 が、手ぬぐいは使い道に困るので、「小風呂敷」を一人一枚購入した。 娘がカエルで私が花。 お弁当を包むのにちょうどよい。 まだまだ買いたい柄がたくさんあったので、「また今度来たときに一枚買おう」と娘と約束した。 鎌倉に行くごとに一枚づつ揃えていくのも楽しそう。 暑くて濃い一日だった。
by summerbunny
| 2009-08-09 22:29
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